初めてのアノテーション

JDK5.0から搭載されたMetadata。EoDを推進させるための切り札として,JDK5.0で最も重要なものだと思っている。とはいえ,このMetadataやXDocletなどは,実は嫌いだったりする。「そんな注釈入れちゃったら,POJOじゃなくなっちゃうじゃんか!」が僕の主張だ。

しかし,どんなものか知らないのに文句言っていたら,ただの食わず嫌いである。敵を知ってこそ,って言うし,ここらでMetadataについて体験してみようと思う。

先日インストールしたJDK5.0とEclipse3.1を使って,まずは標準で付いてくる注釈を使ってみる。非推奨であることを示す@Deprecatedを使ってみよう。

注釈の部分は灰色になった。そして,なんとメソッド名に取り消し線までご丁寧に入っている。Eclipse3.1から,Javadocコメントで非推奨になっているメソッドには取り消し線が入るようなったが,しっかり@Deprecated注釈に関しても,同様のようだ。

しっかりと,注釈も補完対象なところがいい感じ。

さて,ではこのメソッドを呼び出すコードを書くとどうなるかを試してみる。

しっかりと非推奨メソッド呼び出しの警告が表示された。おぉぉ,という感じである。ここで,おもむろに@Deprecated注釈の上でF3を押すと,しっかりと@Deprecated注釈の定義が表示された。

@Retentionは,この注釈によるメタ情報がどこまで有効なのかを指定するものだったかな。これによると,@Deprecatedは実行時にも保持されるもののようだ。つまり,リフレクションで得られる情報なわけで,リフレクションで呼び出そうとしているメソッドが非推奨メソッドかどうかを,実行時に判断できるってことになる。うーん,そこまで必要なのかな。。。

とりあえずアノテーション on Eclipse3.1 の初体験はこんな感じだ。やばい,面白そうだ。。。

ちなみに,”アノテーション”と打つよりも”注釈”って打つほうが1打鍵少ない。

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