FreeNAS8のHDD交換

FreeNAS8で運用してきたNASのHDDが1つ遂にお亡くなりになってしまいました。SMARTの値もどんどん酷くなっていたんだけど、ある日気がつくとHDDが認識されてなくて、プールのステータスもDEGRADEDに。

RAID-Z2で作ってあったために、もう1台壊れても大丈夫。焦ることはありません。ダメになったHDDを特定し、予め買ってあった新しいHDDに交換します。

その後電源を入れてプールの状況を見ると、以下のような感じに。

# zpool status

NAME                      STATE     READ WRITE CKSUM
tobu                        DEGRADED     0     0     0
  raidz2                    DEGRADED     0     0     0
    ada0p2                ONLINE       0     0     0
    ada1p2                ONLINE       0     0
    ada2p2                ONLINE       0     0     0
    15868252100758834784  UNAVAIL      0     0     0  was /dev/ada3p2

あれ、変な数字の羅列が出てます。ネットでいろいろ探したときは、数字の羅列ではなくデバイス名が表示されてたのに。

まあいいや。さっそくreplaceして、resilverを始めるべく、以下のコマンドを実行。なぜか失敗。

# zpool replace tobu /dev/ada3p2 /dev/ada3p2

... No such device. ...

あれ、そんなデバイスないって言われる。なんでだ?もしかして、上に出てた数値を入れるのか?

# zpool replace tobu 15868252100758834784 /dev/ada3p2

... No such device. ...

変わらず。

そもそも、/dev/ada3p2はあるのか?と思い、確認してみると・・・

/dev/ada3 しかない!

ちゃんと把握しよう。zpool replaceのオプションを確認してみます。

# zpool replace tobu
missing 
specification
usage:
        replace [-f]

[new-device]

なるほど、古いデバイス名、新しいデバイス名、の順に入れればいいのか。やってみよう。

# zpool replace tobu /dev/ada3p2 /dev/ada3

しばらくして、エラーが出ることなく正常終了しました。これが正解だったのかな。

すでに上記を実行してから2時間以上経過。順調にresilver作業が進んでいるようです。

NAME                      STATE     READ WRITE CKSUM
tobu                        DEGRADED     0     0     0
  raidz2                    DEGRADED     0     0     0
    ada0p2                ONLINE       0     0     0
    ada1p2                ONLINE       0     0     0  1.06M resilvered
    ada2p2                ONLINE       0     0     0  8.94M resilvered
    replacing             DEGRADED     0     0     0
        15868252100758834784  UNAVAIL      0     0     0  was /dev/ada3p2
        ada3                ONLINE       0     0     0  72.0G resilvered

しかし、時間かかるな。あと6時間とか出てる。。。

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