ipmsgプラグインはオープンに

開発を進めているIP Messengerプラグインだが,sourceforge.jpにてオープンにすることにした。

[ipmsg4e : sourceforge.jp]

https://sourceforge.jp/projects/ipmsg4e/

オレンジレンジの「キズナ」をもう6時間延々とリピートしながら,今日はプログラムをしていた。CVSにソースをコミットするたびに,「あぁ,また誰かに変なコードだなぁと言われる可能性を作ってしまった orz」とネガティブ志向な自分に自己嫌悪だ。

ポイントなのは,僕は「オープン=ソースコードを公開したこと」とは思ってない点だ。もちろん「ソースコードの公開をしたほうがいい」という,超漠然とした最近の風潮に従って,CVSからコード一式を自由にチェックアウトできるようにしている。

でも,そこが重要なんではなくて,きっと「僕はこんなことを考えています」「僕はこんなものを作ろうとしてます」という考えをオープンにし続けることが,真のオープンであり,成功の素なのかな,と最近では考えるようになった。

昨晩あるお方と談義しているときに,「ブログって何?」っていう話題になった。ブログをやっていたことが,人とのつながりを生み,仕事も生んでいる。それって何でなんだろう,と思ったときに,「僕はこういう考えを持ってます」という情報が,今までのインターネットコンテンツよりもはるかに多く詰まっているのがブログなのでは,と僕は考えた。そんなの当たり前だよ,と思うかもしれないけど,これって結構重要で,(「ほりえもん」が多用する言葉だけど)インターネットの世界の特徴的な「情報収集&情報選択」に,自分の考えが+αされた結果がブログのエントリとして表現されて,しかもそれはモロ個性が出る。そして閲覧者は,エントリの内容を「良い」と感じることにより,コミュニケーションを取りたいと考えるようになるんだろうな,と思った。そして,このコミュニケーションを取りたいという欲求は,きっと無意識で自然なことなんだと思う。もちろん,「情報収集&情報選択」もそうだ。

つまり,考えていることをオープンにすることが,コミュニケーションを呼び,良い意見を呼び,良い実装方法を呼び,良い成果を呼ぶ,という循環を生んでくれそうな気がする。オープンソースプロダクトって,オープンソースが重要なんじゃなくて,ソースが記述される前の,議論のオープン化が重要なんだと思う。現に,僕の周りの「できる人」はみんな,オープンソースプロダクトの開発の「開発者間のディスカッション(MLの購読とか)」に興味を持ち,そして共感している。その共感度によって,そのプロダクトを使用するかどうかを判断しているほどだ。

きっと(僕に代表される)日本人って,それがすっごく苦手なんだろうな。でも,きっと(僕も含めて)みんな「やればできる子」だと思う。最近,プライベートでは性善説を疑いだしているけど,ここは性善説を信じたい。(^^;

というわけで,ipmsg4eについては,sourceforge.jpにソースコードを置いただけじゃなくて,どんどん「こんなこと考えてます」的なエントリをフォーラムにしていこうと思っている。それについて,何でもいいので意見をいただけるとありがたい。上記に書いた「良い循環」を,僕はipmsg4eを通じて作ってみたいと考えている。チャレンジだ。一人黙々と,は寂しいので,是非参加して欲しい。

例えば,「ipmsgじゃなくて,skypeとかにしてよ」といった大胆意見でも大歓迎。最後に一言。僕は凹みやすいので,できれば前向きな意見をお願いします。。。

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