Firefox3.1はJITコンパイラを搭載予定

IE以外のWebブラウザとしてすっかり定着した感を個人的に勝手に持っているFirefoxだが、次の3.1ではJavaScriptコードの実行を高速化するために、JITコンパイラが搭載される予定らしい。 「JITコンパイラ搭載でJSを大幅高速化へ、Firefox」 - @IT

http://www.atmarkit.co.jp/news/200808/25/firefox.html ベンチマーク結果では、約1.83倍の速度向上を実現したとのこと。 Javaの歴史が「JavaVMの速度向上」の歴史であることは有名だけど、JavaScriptも同じ道を地道に歩んでいるということなのだろう。でも、Javaの高速化技術とJavaScriptの高速化技術を比較するのは、ちょっと違うのか。むしろ、JRubyの高速化技術とJavaScriptの高速化技術が、似ているのかな。詳しくないのでよくわからないけど。 とにかくFirefoxが速くなるのは非常に喜ばしいことだが、これで手放しに喜べないのがWebの現状。いくらFirefoxが速くなったとしても、IE7、Safari、Opera、その他のいくつかのWebブラウザを無視して開発をすることはできない。 なにせ、IE6がまだ現役な今日を、誰が予想できただろうか?ちょっと調べてみても、IE6の英語版の登場は、2001年8月。すでに7年も経過している。というか、7年も最新のWeb技術を動作し続けているIE6のすごさに、改めてびっくり。それにしても、そろそろIE6は御退官願いたいのは、JavaScriptに関わる全ての人々の願いではないかと。 結局、全てのOSがWebブラウザの標準搭載をやめない限り、Webブラウザ乱立状態は続く。競争原理が働くことは喜ばしいことなんだけど、OS提供側が特定のWebブラウザに囲い込みを行うような行為(標準搭載をすること自体これに該当すると思う)は、そろそろやめて欲しいと考えるのは、僕だけだろうか?

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