OpenSocialとJSDoc

本職をそっちのけで、ちょっと現実逃避。

Ajax全盛時代の昨今では、記述されるJavaScriptコードの量も半端じゃないので、メンテナンスするためのドキュメントも重要になってきます。OpenSocial JavaScript APIに関しても、バージョンが上がるにつれて大きくなってきているため、 API Referenceを追うのも大変です。

Javaにおいては、最初からJavadocと呼ばれる機構があり、ソースコード中のAPI Referenceを自動生成して共有するという文化は極々自然です。JavaScriptにおいても、JSDocと呼ばれるJavaScript版Javadocがあります。

[JSDoc Homepage - JavaScript Documentation Tool]

http://jsdoc.sourceforge.net/

例えば、

/**

  • ホゲクラスです。ホゲることができます。
  • @type Object
  • @class Hoge */ Hoge.prototype = new Object();

なんて感じで、ドキュメントを付けていくことが可能です。

さて、このようにしてJSDoc仕様でコメントを記述しておくことによって、EclipseのJavaScript Development Toolsにてリッチな編集が可能となります。JSDTは、JSDoc仕様で書かれた内容に基づいて、コードの補完をしてくれたりする、とても便利なPlug-inです。

jsdt-code.jpg

しかし、

  • ドキュメントを出力するためのJSDocタグの記述

  • JSDTにて補完機能を生かすためのJSDocタグの記述

では、記述レベルが違うっぽく、OpenSocialの仕様ページにあるjsファイルに記述されているレベルでは、ほぼ解析してくれません。例えば、@returnがほとんど書かれていないため、流れるようにコーディングすることもできません。

頑張って書き直して、 OSDEで補完機能が効くようにしてみたいと思います。

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