WebKitBlobBuilderがChromeから削除されたっぽい

Chrome拡張機能として提供しているImage Collector extensionの中で、今までWebKitBlobBuilderを使っていました。使ってた箇所は、画像を一気にダウンロードするコマンドが列挙されたスクリプトファイルを作る箇所。以下のようにしてました。

var script = "...";
var blobBuilder = new WebKitBlobBuilder();
blobBuilder.append(script);
var link = document.createElement("a");
link.href = window.webkitURL.createObjectURL(blobBuilder.getBlob());

そして今日、上記のコードが使えないことに気がつきました。追ってみると、なんと「WebKitBlobBuilderがない!」ではありませんか。

これ、昨年の夏前にはすでにアナウンスされていたことだったりします。

DON’T BUILD BLOBS, CONSTRUCT THEM - HTML5Rocks

Chrome24からは、Builderに頼ることなく、Blobを直接newすれば良くなります。以下のように。

var script = "...";
var blob = new Blob(
    [ script ],
    { type: "text/plain" }
);
var link = document.createElement("a");
link.href = window.webkitURL.createObjectURL(blob);

もし未だにWebKitBlobBuilderを使ってる箇所があれば、きっと動かなくなってます。すぐに修正しましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

Firebase FunctionsデプロイでArtifact Registryのクリーンアップポリシー設定エラーに遭遇した話

Web Serial APIでブラウザからシリアルデバイスを操作する

ウェブブラウザとハードウェアの関係

macOSやLinuxからWindowsに移行したら快適になった話

「エンジニアチームの生産性の高め方」という書籍が出版されました