小回り用の新しいスキー板を買いました

2015-16シーズンに「ATOMIC BLUESTER LC 3.0 172cm」を買って、それ以来大回り〜中回りばかり滑ってきました。スキーを始めてもう25年以上経つけど、小回りにはある程度自信あっても、大回り〜中回りは本当に苦手でした。スピードが出れば出るほど「もうどうしていいかわからない」状態になってしまうし、切り替え直後に板が谷回りしてくれずに「2段ターン」になってしまうことも多く、本当に苦手意識しかなかったです。が、しかし、ATOMIC LCに出会ってから、前よりも斜度のあるバーンで、快適スピードを保ったまま、大回り〜中回りができるようになってきた気がします。苦手意識もなくなってきました。むしろ今は、大回り〜中回りが好き、ってところまで来てます。もちろん、誰かに見てもらったわけではないので、あくまで個人の感想ですけど。

が、ATOMIC LCで小回りをしようとしても、かなりキツい。相当踏み込まないと板が足下に戻ってきてくれません。もちろん、ひねりを使ったり、ある程度ずらしていけば、小回りはできます。でも、今度は板が走りません。前に乗ってたOGASAKA Keo’sは、小回りするとかなり板が直線的に走ってくれてたんですけど、ATOMIC LCではそれが感じられません。

「スラ(SL)板とか、Rのキツい(10〜12くらいの)板であれば、きっとそんな苦労しなくても、小回りで板がキュンキュン走ってくれるに違いない」

そんな妄想が夏ですら止まらない日々を過ごしてきました。「よし、もう買ってしまおう!」と思って、今日、大宮にあるカンダハーに行ってきました。

そこでいろいろと店員さんと話をしながら吟味。気がつくと1時間30分近く話し込んでたっぽいです。

店員さんに話した僕からの希望は「前にATOMIC LC 172cmを買って大回り〜中周りは気持ちよく滑ってるけど、小回りは相当踏んでいかないと厳しい。やっぱり、小回りでキュンキュン走る板に乗ってみたくて」。それに見合うのはやっぱりスラ板だよね、ということになり、いくつか候補を出してもらいながら決めていきました。

正直、どれ買って良いかさっぱりわからず、スラ板だとGLほど板の差は気にしなくて良いっぽいので、消去法で決めていくことにしました。候補を消していった順は、以下です。

  • 「HEADはどうしても高速系で育ってきたこともあり、SL板はこれからって感じです」ということでHEADは候補に挙がらず却下。
  • NORDICA DOBERMANN SLは店員さん的には一押しらしかったんだけど、前にNORDICA板を乗ってて全く良い印象なかったので、先入観大事なので、却下。
  • ATOMIC REDSTERは、今ATOMIC LC乗ってるので、同じメーカーは面白くないので、却下。
  • SALOMON X-RACE SLは平均点は高く、ほとんどの人が悪い印象を言わない良い板だけど、ATOMICを上記理由で避けるなら、SALOMONもATOMICも同じような感じ(会社一緒だし)なので、却下。

で、残ったのが、

の2本。価格差が約3万円あるだけに、性能差も大きめ。そもそもグレードが違う板って考えて良いらしいです。

実は、今日はVOLKLの方の板を買うつもりでカンダハーに行きました。ネットの試乗レポートを見ると、扱いやすそうだし、キレもズレもいけるって感じっぽいし、今乗ってるATOMIC LC的なレベル設定なのかな、って感じで、それくらいでいいかなー、と。しかも、板の長さも、155cm、つまり一番短い板でRきっついもので良いかな、と思って来店したわけです。

が、店員さんと話しているうちに、どんどん心変わりしていきました。店員さん曰く、FISCHERの方を買っておけばまず間違いはない、キュンキュン走るのも、間違いなくFISCHERの方だ、と。「FISCHERのそのモデルだと硬くてたわませるのに難しいのでは?」という質問にも、最近のスラ板はどれも硬さは変わらず、ネットで試乗会の感想言ってる人が「硬くて難しい」って言っているのは、その人の技術力もその程度(エッジに乗って滑ることしかできない人はみんなそういう硬さを主張するらしい)だと考えて良く、だまされてはいけませんよ、って言われ、ますますFISCHERが欲しくなってきてしまいました。

そもそも、FISCHERには昔から憧れがあって、「いつか履いてみたい」って思ってたメーカーです(実は高校の時に初めて買ったスキー板がFISCHERシーレーラーでしたが、そこからご無沙汰です)。「ついにそのときが来たのかな」と勝手に運命的なものも感じてしまい、

  • もし今シーズン検定とかレースとか出て結果を残したいなら、今の滑りのレベルの範囲内で十分に対応可能と思われるVOLKLを選ぶべき。
  • そうじゃなくて練習時間も数シーズンあるとか十分に取れるのであれば、どんどん性能を引き出せるであろうFISCHERを選ぶべき。

という店員さんのアドバイスを受けて、結局、後者、つまりFISCHERの購入を決断しました。

最近のスラ板は165cmが基準で、しかもレースのレギュレーションは165cm以上、ってことらしいですが、今回はそれよりも短い158cmを選択しました。今後テクを受けることはあってもレースに出ることはおそらくないので、レギュレーションを気にする必要はない、それであれば、短い板でATOMIC LC 172cmとの差も楽しんでみたい、ってことで、短めを選びました。

まだ板は手元にありませんが、早く履いてゲレンデに立ってみたいです。

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