Lunakey Miniのバリエーション紹介です
2020年10月から設計を初めて、今では基板がrev.5まで来ているLunakey Miniですが、当初設計を始めたときには、以下の目標を立てていました。
- 左右分割型の40%キーボードで、Underglow LED、OLED、スピーカーを搭載できること。
- Cherry MX互換のキースイッチだけでなく、Kailh Chocのロープロファイルキースイッチにも対応し、しかもソケットによるホットスワップにも対応すること。
- BLE Micro Proを使った無線化が実現できること。
設計から5ヶ月程ですが、上記の目標を全て達成することができました!
上から、
- Cherry MX互換キースイッチ & DSA無刻印キーキャップ & OLED & スピーカー & Underglow LED
- Kailh Chocキースイッチ & MBK Choc Low Profileキーキャップ & スピーカー & Underglow LED
- Cherry MX互換キースイッチ & DSA無刻印キーキャップ & BLE Micro Pro & スピーカー & Underglow LED
というバリエーションです。これらが「Lunakey Miniを複数台買うことなく1台のみで気分により変更可能」になっています。
自作キーボードキットっていろいろ販売されていますが、一体なにが自分に向いているのか、触ってみないとわからないことが本当に多いです。かといって、家電量販店に行けば試すことができる、というものでもありません。値段も安いとは決して言えないでしょう。こうなると「如何にコストをかけずにいろいろ試すことができるか」にかかってきます。
Lunakey Miniは40%キーボードということで、キー数が44個になるのですが、これは変更のしようがないです。僕もいくつか自作キーボードキットを購入して試した結果40%キーボードにいきつきましたが、キー数については「騙されたと思って1ヶ月使ってみて!」と言うしかないかなと思っています。
でも、40%キーボードキットを購入した後でも、様々な選択肢があって、何が自分に合っているのか、とても迷うと思います。僕は、
「普段使うにあたって有線で十分なのか、無線化したほうがいいのか」
とか、
「MX互換のキーが自分は好きなのか、それともロープロファイルキースイッチのほうが疲れないのか」
とか、
「スピーカーが付いていたら何か役に立つこともあるんじゃないだろうか」
とか、
「OLEDに一体何を表示したら嬉しいだろうか」
とか、
「やっぱり底面は光っていたほうがいいのかな、どんな光らせ方をしようかな」
とか、
「キースイッチはリニアとかタクタイルとかクリッキーとかあるけど、何がいいのかな、そもそも全部同じキースイッチでいいのかな」
とか、
「キーキャップのプロファイルって、平べったい感じでいいのかな、それともある程度行によって傾斜が異なっていたほうがいいのかな、もっと攻めて立体形状とかどうなんだろう」
とかとか、選択肢に完全に溺れていました。これらの複合条件によって「複数台買って作って試して」は、さすがにキツイなと。
Lunakey Miniでは、こういった模索を1台でできます。最初に販売したrev.2では、Kailh Chocソケット対応はできませんでしたが、それ以外はいろいろ入れ替えていくことができます。そして、rev.4以降であれば、Kailh Chocキースイッチも込みでいろいろ試すことができるプラットフォームとなっています。
Lunakey Miniは、以下より購入することができます。
Lunakey mini rev5 (ベースキット) - Kichi Keyboard
組立方法は、以下のページをご覧になってください。これを眺めているだけでも、どのようなキーボードなのか把握できるかと思います。
BLE Micro Proを使った無線化の手順は、以下をお読みください。
Lunakey MiniをBLE Micro Proで無線化する方法
Lunakey Miniが貴方の相棒となるように、そして「素敵なキーボードに出会うまでの通過点として十分な役目を果たす」ことができるように、と期待しています。