Struts Shaleに新example登場!

次期StrutsのShaleだが,今まではuse-casesというサンプルしかなく,これは非常に簡単なものだった。use-casesからShaleの本質はもちろん見えてきたが,実際にShaleの利用シーンは自分である程度想像するしかなかった。

しかし,というか,やっぱりというか,今日Struts Shaleの開発が行われているSVN Repository( http://svn.apache.org/repos/asf/struts/shale/trunk)を覗いたら,mailreaderという新しいサンプルが作成されていた。ソースコードなどを見ると,Yahoo!やhotmailなどのアカウントをメモリ内データベースで持ち,新規アカウントの登録や編集,削除を行うことができるようだ。つまり,Webメールアカウント管理アプリである。メッセージリソースを見ると,アカウントだけでなく,実際にWebメールにアクセスしてメールの一覧などを見れるようになるんだろうな,という想像もできる。

ビルドをやってみようと思ったが,単にantの実行だけではうまくいかなかった。いろいろと調整しなければならなそうなので,とりあえず後回し。

なんといっても驚きなのが,日本語メッセージリソースがすでに存在することだ。日本の開発者を大事にしてくれているのが,とっても嬉しい。あとロシア語のリソースもあるのだが,ロシアってそんなにソフトウェア開発が盛んなのだろうか?

このmailreaderは,ダイアログもAJAXも使用されていないようで,現時点ではJSFとShaleのAbstractViewControllerを使った例のようだ。やはりShaleはダイアログによる画面遷移の管理とcommons-chainを使ったAJAX対応が売りだと思うので,このサンプルの更なる拡張を望むところである。

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