WEB-DB PRESS Vol.30に寄稿しました
WEB-DB PRESS Vol.30( 技術評論社)の巻頭特集に記事を寄稿した。前回と同様に, アークランプ鈴木氏との共著である。
今回は,「DI時代のアーキテクチャ設計」という特集の第1章と第2章を担当。第1章では,アーキテクトとはどのような役割なのか,そして確実に実装を行うためにアーキテクトはどのようにプロジェクトに関わっていくべきか,を説明している。第2章では,DIの採用によって,今までのアーキテクチャが変わったのか,それとも変わらなかったのか,について言及している。
第1章に関しては,「アーキテクトという役割って,みんな誤解してない?」という警告を含めたつもりだ。業務を無視したソフトウェアのベース作りがアーキテクトの仕事ではなく,プロジェクトの目的(要求に合ったシステムを作ること)を踏まえてアーキテクトは仕事をするべき,という内容である。その上でDIをどのように捉えて行くか,という非常に言葉にしにくいことを言おうとした,ある意味チャレンジングな記事である。(w
第2章では,「DIを採用したからって,アーキテクチャの本質を見失ってはいけないぞ」という警告をメインに,具体例を出しながらDIの真の捉え方を紹介した。やはりDIコンテナは流行であり,それを使うことで何か素晴らしい世界が広がると多くの人が考えているけど,99%本人次第なんですよ,と。
見本誌を見て面白かったのは,SpringFrameworkとSeasarのどっちを「ひいき」にしているかが著者によってはっきりしていることだ。特集1はそれがかなり明確に出ていると思うので,そんな点も気にして読んでいただくと更に面白いかも。
あとは・・・Visual Studio 2005がやっぱり羨ましいかな。進化したVS 2005の紹介記事を読んで,Microsoftの世界に戻ってみるのもいいかなぁ,と思ってしまった。
ぜひぜひ,お読みください。
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作者:
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出版社/メーカー: 技術評論社
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発売日: 2005/12/22
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メディア: 単行本
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