S2Wicket1.1.0リリース!

WicketからSeasar2を利用するための S2Wicketのバージョン1.1.0を本日リリースした。 1.0.0では,@SeasarComponentアノテーションをフィールドに付与することによって,インジェクション対象としていた。1.1.0ではそれを進化させ,どのフィールドをインジェクション対象にするかを判断するロジック(フィールドフィルタ)を,アプリケーション開発者が自作して登録することができるようにした。つまり,インジェクション対象のフィールドをどれにするかという規約を定義することが可能となった。 アノテーションや設定ファイルを書かずに規約を重視するという,Convention over Configurationの考え方に基づいた開発が可能となる。本家のwicket-springでは@SpringBeanアノテーションが必要となるため,S2Wicketはより柔軟な拡張ライブラリとなったと言えるだろう。 本バージョンから,seasar.orgが提供するmaven2リポジトリに,S2Wicketも登録している。maven2を利用して開発をしている場合には,より手軽にS2Wicketを利用して頂けるだろう。

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