ボーダーは前を見て滑ることができないのか?

今年は嫁と数回すでにスキーに行っている。今シーズンスキーデビューの嫁の滑りも何とか形になってきていて、若干部活なノリになってしまうのが嫁に申し訳ないのだが、個人的にすごく楽しんで滑ることができている。 しかし、ボーダー関連の事件を毎回体験している。はっきり言って、ひどい。 1月にスキーに行ったときは、リフト乗り場で並んでいると、となりのボーダーの塊がチャラい会話で盛り上がっていて前に進まず、後ろが渋滞。ボーダーの前にはスペースができていたため、僕らはそのスペースに進み、ボーダーの前に並んだ。その直後のボーダーの会話。

  • 「スキーの奴ってリフト待ちしてるとすぐに割り込むよな」

  • 「「なんかむかつくよね」」

  • 「「いつから日本のリフト乗り場は中国みたいになったんだろうね」」 上記は、1月中複数回聞かれた会話の内容。状況もほとんど一緒。ありえない。 そして、以下は昨日嫁と一緒にスキーでゆっくりと滑っていたときの、ある事件の回数。

  • 嫁:1回

  • me:2回 これはボーダーに後ろから突っ込まれた回数。3回とも、後ろからスライディングタックルのようにボーダーに突っ込まれた。僕が2回目に突っ込まれたときは、嫁が突っ込まれないように嫁の数メートル上を滑っていて、想定通り突っ込まれた、という有り様。嫁はレンタルスキーだけど、僕の自前の板は間違いなく傷が入っているだろうし、数年前ボーダーにやっぱり背後から突っ込まれてエッジが剥離し、板を1本ダメにされている。 僕らだけでなく、一日に数回ボーダーが後ろからスキーヤーに衝突しているのを目にすることができる。 リフト上から観察していると、ホントの初心者ボーダーがスキーヤーに衝突しているケースは、それほど多くない。それよりも、斜面変化で前が落ち込んでいて前方のスキーヤーやボーダーが確認できない状況でも、中高速で停止することなくそのまま滑り続けて、結果板の制御ができずに滑走者と衝突してしまう、というケースが多い。車の運転で例えるならば、見通しが悪く信号のない交差点に、ノンブレーキで突っ込んでいくようなものだ。 小学生以下の知識レベルとしか思えない。 近年、スキー場における滑走の危険性が叫ばれた結果、スノーボーダーの滑走マナーは非常に良くなったと思っている。逆に、スキーヤーの方がマナー違反を起こしていることが多くなってきているかもしれない。しかし、一部のバカボーダーの暴走がいる限り、ボーダーに対する印象は良くならないだろう。少なくとも個人的には。 根拠の資料の在り処を忘れてしまったのだが、近年ではスノーボードの事故よりもスキーの事故の方が確か多い。スキーの事故は、他人との衝突ではなくて、カービングスキーの普及によって技量以上の滑走スピードを出した結果の自爆(ネットに捕獲されたりコース外に落ちたりリフトの支柱に当たったり)がほとんど。それに対して、スノーボーダーの事故は、他人との衝突が割合的に多いんじゃなかったかな。 ボーダーに向けて、とは言わない。スキー場で滑走する全ての人に、以下の言葉を覚えて欲しい。

  • 滑りをコントロールし、暴走しない

  • 前をよく見て滑り、下方の人を優先する

  • ほかの人の滑りを妨げない

  • 滑り出しやコースに入る時は注意する

  • 標識や指示に従う

  • 他人に気を配れるゆとりと協調性を持つ スキーやボードの人気の復活のためにも、スキー場が気持ち良く滑れるための環境となって欲しいものである。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

2023年のRemap

Remapにファームウェアビルド機能を追加しました

Google I/O 2023でのウェブ関連のトピック

2022年を振り返って

現在のRemapと今後のRemapについて