2012年を振り返って

2012年も残すところあと数時間となりました。OpenSocialの浸透&衰退と同じように、僕の外向きの活動も2009年、2010年、そして2011年と比べてめっきり減ってしまい、mixi Platformを作り始めて3年半を経過して、FacebookやGREE、Mobageという他社プラットフォームが躍進を遂げる中、個人的にはいろいろと考えさせられる年となりました。本エントリにて、今年やってきたことでもまとめてみようと思います。

作ってきたもの

まずは今年作っていたものをリストアップしてみます。

goo.gl URL Shortener extension

Googleが提供している短縮URLサービスを手軽にChromeから使えるようにする拡張機能で、これは2011年から継続して作っているものです。最初に公開したのが2011年11月なので、すでに1年を超えました。欲しい機能を思いついたタイミングでちょこちょこと実装しています。

goo.gl URL Shortener extension - Chrome WebStore

最後に手を入れたのは、今年の10月です。徐々に利用者が増えてきてましたが、最近では安定しています。

基本的に搭載した機能には満足しているので、もしユーザから何か要望が来たら機能追加しようと思ってます。

Image Collector extension

Webページにある画像を簡単に一括ダウンロードすることを目的に作ったChrome拡張機能です。最初はダウンロードするためのスクリプトファイルを生成する機能のみでしたが、すぐにDropboxやGoogle Drive、SkyDriveといったクラウドストレージへのアップロード機能を追加し、その後直接ローカルPCに保存する機能を追加しました。

Image Collector extension - Chrome WebStore

これは今年の5月に最初のバージョンを公開したのですが、goo.gl URL Shortener extensionよりも人気になり、現在では1万5千人以上のユーザに使ってもらうまでになりました。

バックエンドサーバを安定させるのにちょっと苦労した話は、「 Image Collector extensionでのDelayed Jobの使い方の歴史」で紹介した通りです。この拡張機能は、 週刊アスキーに取り上げられたり、世界各国でブログで紹介されたりして、結構嬉しかったりします。また、Ruby on Railsで各クラウドストレージにファイルをアップロードするための方法を学べたりして、自分的にも得るものが多かった開発の一つです。

画像を扱うものなので、もっと遊べる気がしています。継続して来年も開発を続けていくつもりです。

また、goo.gl URL Shortener extensionとImage Collector extensionを作ったときのノウハウを、「 僕が考えたChrome拡張機能を作るときのデザインパターン」としてまとめています。もし良かったら参考にしてください。

Semantic Inspector

セマンティックWebがOGPやHTML Microdata、Schema.orgの普及に伴って広がりを見せた今年、Webページのセマンティックな記述をサポートするために作ったのが、このChrome拡張機能です。

Semantic Inspector - Chrome WebStore

これは7月に作ったきり、バージョンアップなどは行っていません。現状ではHTML Microdataのみのサポートとなっています。本当はRDFa 1.1のサポートまでしたかったのですが、公開されているJavaScriptライブラリはどれもRDFa 1.0のみであり、自分でRDFa 1.1パーサを書き始めたものの、あまりの難解さに挫折してしまって今に至る、って感じです。来年こそはパーサを書き切ってみたいと思います。

OmniAuth-mixi

Ruby on Railsを使って書かれているWebサービスにおいて、mixiで認証機能を簡単に組み込むためのプラグインです。知り合いに頼まれて作ってみました。

OmniAuth-mixi - Github

意外と簡単に作れたのですが、個人的にはもっと早く作っておけば良かったなぁ、と後悔してます。もうちょっと使われただろうなぁ。

RubyGemsに登録してありますので、コマンド一つで簡単にインストールできます。

注目してたもの

今年はWeb Intentsが面白いと思って、いろいろとやってました。

Webサービス間を連携可能な仕様ということでかなり期待してたんですけど、Chromeの最新Canaryからは削除されてしまったみたいなので、ちょっと残念です。ただ、仕様自体がなくなってしまったわけではなく、Mozilla空のカウンタープロポーサルなどと併せて議論が続いていくみたいなので、今後に期待というところでしょう。

本職は?

ミクシィの中で何をしていたかというと、新しい仕組み作りを目指して形にすべく取り組んでいて、今後どう使っていくかを検討する段階にまで来ていました。ただ、なかなか自分の考えを伝えて思い通りのことをするのは難しいな、と痛感した1年でした。それ以外は、特に言うことはないかな、うん。

Google I/Oへの参加

今年も6月にGoogle I/Oに参加することができました。3回目だったんだけど、一番行く前にびびってたかな。初回よりもビビってたかも。BARTでiPad盗難とか、セブンイレブンで強盗が入ったとか、なんか物騒なニュースが直前に結構入ってきて、できればいきたくないなぁとまで思ってました。

実際行ってみると、誰よりもはしゃいでるんですけどね。

やっぱり行って良かったなぁ、と。なんか仕事でもプライベートな開発でも、Google I/Oでモチベーションを上げてるって感じになってます。

来年は・・・

mixi Platformを作ってきて早3年以上、ソーシャルアプリはゲーム全盛になってしまい、思ってた世界とはかなりかけ離れてしまいました。本来はそうじゃない世界が健全だと思うんです。そういった世界を描くべく、来年は取り組んでいきたいなと思ってます。また、Chrome拡張機能を作ってきたノウハウを広めていく活動もしていきたいなと考えてます。

ここ2年ほどは、今までの惰性で来てしまってたこともあり、来年はホントにネジを巻き直して、いろいろ新しいことにチャレンジしていきたいですね。

では、来年もよろしくお付き合いくださいませ!

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