Lunakey MiniのキーキャップをDSAからXDAにしてみた話

昨年の11月に最初の試作機が完成してから今日に至るまで、仕事でも趣味でも、ずっとLunakey Miniを使い続けています。「自分で設計したものだから多少使いにくくても意地でも使い続ける」とか「自分で作ったので愛着があって」とかではなく「これ以外にはもう考えられない使いやすさ」を感じながら今まで使えてきています。

Lunakey mini rev5 (ベースキット) - Kochi Keyboard

Lunakey Mini – 遊舎工房

さて、今日は「キーキャップ」についての話です。

最初に使い始めたDSAプロファイル

Lunakey Miniを設計する前に、ErgodashとClaw44を組み立てて使っていたのですが、最初に買ったのが「DSAプロファイル」の無刻印キーキャップでした。

CATEGORY キーキャップ - DSA プロファイル - TALPKEYBOARD

DSAプロファイルの特徴としては、「全部同じ形状」が最も大きな特徴です。Lunakey Miniは40%キーボードという「キー数が少ない = 指の移動が少なくて済む」という特徴があり、そのためキーキャップ自体に傾きがなくても大丈夫なんじゃないか、という予想をしました。その代わりに、キーキャップの色を自由に選べる、という楽しみを得ることができます。

DSAプロファイルのキーキャップを横から撮影してみました。「まっ平ら」であることがわかると思います。

予想は見事に的中し、3行構成のLunakey Miniでは、まっ平らでも違和感なくタイピングすることができています。

ちょっと合わなかったSAプロファイル

自作キーボードを使い始める前に長年利用していたFILCO Majestouchのキーキャップも実は試していました。

おそらくSAプロファイルだと思うのですが、ちょっと傾斜が強すぎて、僕には合いませんでした。もちろんSAプロファイルも使い続ければきっと慣れたと思いますが、どうもキー間の指の移動でキーキャップの角に指がひっかかってしまって、使い続ける気にはなりませんでした。

FILCO Majestouchを使っていたときは、このキーキャップの形状には全く不満がなかったのですが、それもそのはずで、おそらく「どんな形状でも関係なかった」というのが実際だったかな、と思います。タッチタイピングができず、人差し指と中指ですべてのキーを打鍵している状況で、手の動きも大きく、もっと言うと、手首ごと移動させながらの打鍵だったわけです。キースイッチの押し込みの重さは気にしていましたが、形状までは「どうでもいい」感じだったかなと。

というわけで、DSAプロファイルのキーキャップを2021年3月まで使い続けて来ました。途中で、親指のキーを1uではなく1.25uに変えたりして、より使いやすいように改善をしたりしていました。

最近使い始めたXDAプロファイル

特にDSAプロファイルに不満はなかったのですが、DSAプロファイルと同じ特徴を持つもう一つのプロファイルがあります。それは「XDAプロファイル」です。

XDAプロファイルも、すべてのキーキャップの形状が同じ、という特徴を持っています。同じような写真を撮ってみました。まっ平ら、であることがわかると思います。

では、DSAプロファイルとXDAプロファイルとでどこが違うのか、ですが、指を置くことになる上面の面積と、キーキャップの高さが違います。DSAプロファイルのほうが狭くて低く、XDAプロファイルのほうが広くて高いです。

写真で比較してみましょう。左の刻印ありのキーキャップがXDAプロファイル、右の刻印なしのキーキャップがDSAプロファイルです。

違いがわかるでしょうか?

Lunakey Miniに実際に取り付けた際の差を見てみましょう。先ほどと逆で恐縮ですが、左がDSAプロファイル、右がXDAプロファイルです。

XDAプロファイルのほうが大きく感じるかと思いますが、実際大きいですね。

Lunakey Miniにすべてのキーキャップを取り付けた際の比較を見てみましょう。上がDSAプロファイル、下がXDAプロファイルです。

上下入れ替えた写真が以下です。

DSAプロファイルとXDAプロファイルの使用感の違い

では、DSAプロファイルからXDAプロファイルに変更した後にどう感じたかですが、以下のような変化がありました。

まず、DSAプロファイルのときに「キーキャップを斜めから押し込む」ことが時々あったのですが、XDAプロファイルになってからはそういったことがほとんどなくなったかと思います。これは、キーキャップの上面の面積が広くなったことが理由かなと思います。ちょっとの差だとは思うのですが、DSAプロファイルのときは「個々のキーを叩いている」という感覚だったのが、XDAプロファイルになってからは「面を叩いている」という感覚に近づいてきたかな、と思います。特に、DSAプロファイルのときの「斜めからキーを押し込んだ感覚」は「あ、打ちそこねた」(= 正しく文字入力がされたかどうか不安になる)という実感だったので、それがなくなったのは大きいかなと。

また、DSAプロファイルで少し斜めからキーキャップを押したときには、「軸がブレた」という実感が強かったです。実際、キースイッチにキーキャップを取り付けて押し込んだ際に、以下のような「遊び」があって、軸が一本まっすぐではない感じになっています。

XDAプロファイルでも同じような軸ブレは実際あるのですが、打鍵していてそれをほとんど感じないのは、おそらく「上部の面積の広さ」によって、キーキャップの角っこを押したことによる「あ、軸がズレた」という実感を感じにくくなっているのではないか、と推測します。これにより「面を押している感」が強くなり、結果として「安定感が増した」と感じているのかな、と思います。

DSAプロファイルとXDAプロファイルを数日交互に使ってみたのですが、今ではXDAプロファイルで落ち着きました。

まとめ

このエントリでは、Lunakey Miniに取り付けているキーキャップの話を取り上げてみました。DSAプロファイルで満足していたところに、XDAプロファイルにしてみたら、あっという間に浮気してしまった、という結論となります。これがキーキャップ沼ということでしょうか。恐ろしいですね。

僕はSAプロファイルのような「傾斜がある立体的なキーキャップ」は興味が今のところないのですが、Lunakey Miniを購入された方の中には、bat43向けに作られた「3Dキーキャップ」を取り付けている方もいるようです。

キーボード、奥が深いですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

Remapの登録キーボード数が180を超えました

ABQの体験は「高級」でした

Lunakey Miniを毎日使っています

Ender-3 V2の押し出し部品を替えました

Ender-3 V2でのコールドプルの方法