Lunakey Miniのケースを販売中です!

左右分割型の40%キーボードキットであるLunakey Miniですが、徐々にですがご利用されている方々が増えてきております。2020年11月に作り始めてから今日に至るまで、自分自信でもずっとLunakey Miniを使い続けています。

Lunakey Miniを購入した後に組み立てを行うと、アクリル板で作られたトッププレートとボトムプレートで基板を挟み込む「サンドウィッチ構造」で出来上がります。もちろんその状態でもカッチョ良いと思っていますが、選択肢をもっと増やしてみたいな、と思い立ちまして、3Dプリンタを購入して「ケース」を作り始めました。

Lunakey Mini(rev 4 以降)向けのケースは、BOOTH にて販売しております。ご興味あればぜひご購入いただければと思います。家庭用の3Dプリンタなので、値段もそれなりにしています。

Lunakey Mini - Yoichiro’s Garage - BOOTH

本エントリでは、ケースのバリエーションについて紹介いたします。

トレイマウントケース

最初は、トレイマウントケースです。

形状は、Lunakey Miniをすっぽり入れる器、という感じです。ケースの底には穴が開いていて、アクリル板のボトムプレートの代わりになります。

Lunakey Miniの密閉度合いが高まりますので、基板内部にホコリが入りづらくなります。また、持ち運びについても有利となります。

打鍵感については、ボトムプレートがケースに変わるため、少し硬くなった印象があります。また、打鍵音については、キースイッチから生じる「耳障りな高音」が抑えられるようになったかな、と思う一方で、ケース内で音が反響している印象もあります。

この反響音は、様々な工夫を施すことで、消していくことが可能です。実際に、いろいろな工夫を施して、すばらしい打鍵音を実現された方がいらっしゃいます。

遮音シートを敷く - takayo_4の日記

ここまでやれば、きっとLunakey Miniを最も高級な使い心地にしてくれることでしょう。残念ながら、作者である僕も、ここまではできていません。

ちなみに、このケースの形状の特性上、Underglow LEDについてはケースの中に完全に隠されます。白色のケースの場合は、LEDの光がボワァァ〜ンと漏れてきますので、結構キレイです。

一方、黒色のケースの場合は、LEDを点灯させても、その光は外に出てきません。Underglow LEDは正直意味がないものとなります。

インテグレーティッドマウントケース

次は、インテグレーティッドマウントケースです。

ケースとトッププレートが一体化した形状となります。その代わりに、ボトムプレートはアクリル板のプレートを使うことになります。トレイマウントケースが「器」的だったのに対して、インテグレーティッドマウントケースは「ポンチョ」的なもの、と考えると良さそうです。

下はアクリル板のボトムプレートなので、黒色のインテグレーティッドマウントケースでも、Underglow LEDが活かせます。また、アクリル板のボトムプレートと、プラスチックのトッププレートの合わせ技で、打鍵感は適度に柔らかい印象です。トレイマウントケースと違って密閉されていませんので、打鍵音についても反響音とはならず、でもキースイッチの耳障りな高音は抑えられていて、何も工夫しなくても適度に良い音になるという印象があります。

ただし、密閉度合いは下がりますので、基板へのホコリの混入はトレイマウントケースよりは多くなる可能性はあります。また、アクリル板のボトムケースを使うことになるので、持ち運びについてはトレイマウントケースほど手軽ではないでしょう。アクリル板に傷が入ってしまう可能性があります。

このエントリを執筆している現在は、僕は黒色のインテグレーティッドマウントケースを愛用しています。

まとめ

トレイマウントケース、インテグレーティッドマウントケース、どちらにも利点と欠点があり、どちらが良いかどうかは、Lunakey Miniをどのように利用しているかに応じて変わってきます。しかし、これだけは言えます。どちらでもいいので、ケースに収めて使ってみることで、新たな発見が必ずあります。そして、Lunakey Miniをさらに良くしていくためのきっかけにもなるでしょうし、より愛着が湧いてくること必至です。

とはいえ、繰り返しになりますが、素人が家庭用3Dプリンタで出力したものですので、品質についてはそれなりと思ってください。ただ、それを上回る価値はあると思います。ぜひお試しいただければと思います。

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