Eclipse3.1+JDK5.0を試してみた!

すでにリリースされてから結構時間が経っているJDK5.0。まだ必要になる気配がないので触らずにいたのだが,Eclipse3.1がリリースされたので,JDK5.0とEclipse3.1の組み合わせを試してみた。

起動時の第一印象としては,若干動作が速くなったかなという感じ。でも,全体的には3.0のときとさほど変わった印象は受けなかった。

しかし,使い始めてみると,細かな工夫がいくつも施されていることに次々と気がつく。・同一メソッドのハイライト表示 - あるメソッドにカーソルを合わせると,他の場所に記述されている同じメソッドもハイライト表示される。

・シリアライズ可能クラスのバージョン警告 - java.io.Serializableインタフェースの実装クラスにて,明示的なserialVersionUIDの宣言がない旨の警告が表示される。

・Generic Typeに関する型安全性警告 - コレクションに関するアクセス時の明示的なパラメータ化宣言の警告が表示される。

・Console Viewの変更 - 3.0に比べて,色分け表示がされていない。

・スタックトレース内ソースファイルリンク表示 - 例外のスタックトレースに含まれるファイルおよび行番号表示のリンク表示。

というように,さくっと見れるだけでもこのような進化を見ることができた。個人的には,コンソールのハイライト表示がなくなってしまったのは残念。

機能ではなく,内部的な変更も存在する。代表的なものとして,プラグインのjar管理があげられるだろう。3.0までは,プラグインはpluginsディレクトリ内で全て展開されていたが,3.1からは配布形態のjarファイルのままでもOKのようだ。

あと問題としては,CVSのpserverへのSSH経由接続(pserverssh2)が,ちょっとうまくいかない。これは,plugins/org.eclipse.team.cvs.ssh2_3.1.0ディレクトリにあるplugin.xmlに記載を行って有効にするのだが,-noRegistryCacheオプションを毎回つけてEclipseを起動してあげないと,pserverssh2が認識されないようだ。もちろんキャッシュがクリアされるだろうから,起動時間などのパフォーマンスに影響がでる。

最初にも書いたとおり,Eclipse3.0とさほど変わっていないと思うので,3.0からのユーザは違和感なく移行することができるだろう。僕も今後は3.1を使っていこうと思う。

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