娘が産まれました!(副題:出産を支える夫に注意して欲しい9つのこと)

16日の朝7時23分、我が家に家族が増えました。3252gの女の子が誕生しました!15日が終わって16日に変わる深夜に陣痛が始まり、約8時間後に産まれました。安産、なのかな。

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その日は「10年に1度」と言われた台風が来ていて、「暴風雨の時に陣痛来たら大変だねー」なんて職場で話していたんですけど、まさにそれが現実になってしまいました。僕自身は午前2時前くらいに病院に到着して、出産の直前まで妻の隣にいたのですが、確かに風の音はすごかった気もするけど、台風が来てるなんて意識はどっかに吹っ飛んでました。目の前の嵐(?)に夢中でした。家から病院まで車で15分程度なのですが、今振り返ると確かにちょっと怖かった気もしますが、それよりも「早く病院に行かねば!」という意識の方が強かったですね。

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僕が病院に到着してから産まれるまでの約6時間、陣痛が来る度に、ずっと妻の腰をさすってました。はっきり言って、陣痛なめてました。「優しくさすればいい」と思っていたんですけど、完全に間違ってました。たださすってるのは、全く意味がなかったのです。フルパワーで腰をとにかくグリグリし続ける、という表現が近いです。内出血してかえって怪我するんじゃないか、って思うほどのフルパワーです。もちろん、汗だくです。座ってたら力出ないので、もちろん立ってやります。途中から、手の皮がむけました。でも妻の陣痛に負けてられません。

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それにしても、今思うと、あっという間の6時間でした。ふと気がついて時計を見ると、1時間過ぎていて、その連続でした。それだけ夢中だったんだろうなー。

無事に産まれて、本当に良かった。もう、それしか言葉が出ません。そして、頑張ってくれた妻に、感謝です。

7時23分に産まれて、でも僕は直前で分娩室から出て、廊下で産声を待ってました。すぐに呼ばれると思ってたんですが、僕が赤ちゃんを抱っこできるまでに30分以上かかりました。その間、産声を聞いてホッとした後、ふと我に返って外を見たんです。台風は過ぎたっぽく、もう青空が見えてた。すごく綺麗で、僕はその空を一生忘れないと思います。

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娘よ、産まれてきて本当にありがとう。これからよろしく。「おまえに娘はやらん!」というセリフの練習を開始しようと思います。

ところで、これを読んでくれた「出産を経験していない男子諸君」に、僕が今回経験した出産でのポイント「これだけは注意しておけ」という9点を以下に書いておきます。

  • 陣痛はホントに突然来る。予定日とかホント単に目安なので、心の準備はちゃんとしておけ。

  • カメラ重要。iPhoneで撮ればいい、とかあまっちょろいこと思うな。一眼(ミラーレスでも可)をちゃんと買って、調整済みの状態(誰でもシャッターを切れば素敵な赤ちゃんの写真が撮れる状態)で、分娩室に置いていけ。立ち会わない場合は、看護婦さんがカメラで撮ってくれる。その写真の質は、一生後悔してもしきれないから(その瞬間は二度と来ない)。

  • 病院に着いてから出産の後まで、携帯電話やスマートフォンは必ず自分でずっと持ってろ。間違ってもカバンに入れっぱなしとかするな。僕はiPhoneをカバンに入れっぱなしでそのまま分娩室に置きっ放しにしたおかげで、妻や僕の両親に産まれた後しばらく連絡をすることができず、余計な心配をかけた。

  • 陣痛なめんな。隣で手を握って「頑張れ!」って言ってるだけで済むと思うな。陣痛を超える痛み(?)を奥さんに与え続けなければならない(殴るとかそういう意味じゃないので勘違いしないように)。

  • 廊下で処置が終わるのを待ってる時は、仮に分娩室を覗くことができるとしても、決して覗くな。

  • 人形でも何でもいいから、赤ちゃんを抱っこすることを軽く練習しておけ。いざ抱っこするときに看護婦さんから「何か危なっかしい、落としそうね」と言われてしまうぞ。

  • せめて着替えとしてTシャツを3枚は持参しろ。着替えを持って行かないと、汗で風邪引くこと必至。

  • もし同時刻に分娩になった人がいたら、きっとそのパパが廊下で待ってる。話しかけてみろ。生涯でこんなに同じ境遇になった人はそうそういない。すごく話がわかり合えるぞ。

  • あとは、ひたすら妻と赤ちゃんのことを考え続けろ。それが全てだ。

僕の回りにいる全ての人々に、ありがとうと伝えたいです。

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