2020年を振り返って

今年2020年も残りわずかとなりました。簡単に僕の今年を振り返ろうと思います。

娘が7歳になりました

早いもので、我が娘が7歳になりました。7歳と言えば、小学1年生です。

幼稚園を卒園して今年から小学校に入学しましたが、新型コロナウイルスの流行で入学式はできず、さらに登校も開始されず、なんと2ヶ月ほどオンライン授業になってしまう、という完全に想像の斜め上を行く状況でした。オンライン授業により、なんとか学習の場ができて、どんな先生なのか、どんなお友達なのかを知ることができたのはこの状況下では大きかったな、と思います。また、親としては「普段あまり見ることができない授業風景」を見ることができたのも、不幸中の幸いかなと思ってます。

運動会もなんと「YouTube Liveで家から見る」ということにもなり、毎日車で送り迎えなので学校には僕も行っているのですが、ホント「もう経験できないんじゃないか」という経験を親子でしているなぁ、という今年でした。

とにもかくにも、今日の大晦日に、自分を含め家族が元気でいることに、ホント感謝です。

Tably株式会社の一員になりました

DeNAを昨年末で退職して、今年からTably株式会社の一員になりました。

Tablyに 田中洋一郎 が入社しました|Tably|note

「Tablyに入って何してるんですか?」と聞かれることが多かったのですが、「自分たちに役に立つものを開発していた」という感じの1年でした。具体的には、以下の開発を行い、実際に活用してきました。

  • 勤怠管理 Slack BOT - Slack上で勤怠や休暇の記録や管理ができるBOT。36協定なども完全サポートしていますし、残休暇日数や勤務時間集計など、必要な機能は全て実装済み。さらにはAPIも提供していて、GoogleアシスタントやSiriショートカットなどとの連携も実現されています。
  • Email Flow - 問い合わせやイベント登壇依頼、請求書など、会社に来るメールを自動的に所定の処理にかけていく。PPAP対策(添付されたパスワード付きZIPファイルの自動解凍)も完備しています。
  • Moderator - 登壇者と参加者が質疑応答やアンケート回答を通じて、オンラインイベントであっても登壇者と参加者のインタラクティブが可能になるサービス。既に数千人の参加者がいるイベントでの運用実績があります。

Email Flowの詳細については、以下をご覧ください。

メールを効率よく処理していくための仕組みを作りました - Tably - note

完全に「自分たちの役に立つもの」というスコープで開発していたので、ユーザは自分たちのみであり、でも満足のいく成果は出せたかな、と思っています。昨年までは本職でコードを書く機会は少なかったのですが、久々に「コードを毎日書きまくった」一年となりました。

Google Developers Expertとしての活動

今年は開発者向けイベントの多くがキャンセルとなり、後半にはオンラインイベントも行われるようになりましたが、残念ながらプロダクトそのものの開発も停滞が見られたため、GDEとしての活動も今年は限定的になってしまったかなと思っています。もちろん、これは言い訳で、もっと頑張れたはずなので、本当にすみませんという感じです。

6月にActions BuilderとActions SDKというActions Consoleに新しい開発環境がリリースされたのですが、その数ヶ月前からAssistant GDEには先行で公開されていて、様々なテストを行い、フィードバックをしてきました。僕は実際のプロダクトを触りながら、プロダクト自体にもフィードバックを行い、さらにはドキュメントについても多くのフィードバックを行ってきました。各国のAssistant GDEが知恵を出し合って改善を行った結果、現在公開されているActions BuilderやActions SDKは高い品質を持ち、多くの開発者に利用されるに至っていると自負しています。

そのほかにも、以下の活動を行いました。

来年はApp Actionsを多くのAndroid開発者に広めて採用してもらうというミッションがあると勝手に思っていますので、Assistant Developer Community Japanだけでなく、Androidアプリ開発者のコミュニティにもアプローチをしていければいいかな、と思っています。

自作キーボードの製作を始めました

小学4年生(1985年)に初めてパソコンを始めてからずっと、プログラミングに魅了され、ソフトウェアの世界で生きてきました。しかし、8月に「自作キーボード」なるものを知り、ErgoDash, Claw44 と自作キーボードキットを組み立て、そして遂に自作のキーボード「Lunakey Mini」を制作して販売まで始めてしまう、という流れと相成りました。

【委託】Lunakey Mini - 遊舎工房

キーボードというハードウェアの開発と販売は、本当に「人生初」となることばかりでした。簡単に思いつくだけでも、以下な感じです。

  • ブレッドボードや部品による回路設計と実践
  • CADによる回路設計
  • InkscapeやIllustratorによるアクリル板の図面設計
  • 電子部品やネジ、スペーサーの発注
  • 基板制作業者(中国)への発注
  • アクリル板加工の業者(中国、日本)への発注
  • カインズ工房レーザーカッターレンタルを使ったアクリル板の加工
  • 部品のパッケージングとクリックポストでの発送
  • 遊舎工房での委託販売

ソフトウェアと違って、完全な超ウォーターフォール開発であり、完成するまで本当にドキドキでした。もちろん、いきなりLunakey Miniを作ることができたわけではなく、段階を踏んで一歩一歩経験してきました。

  • ブレッドボードで回路の基本を学ぶ。
  • 11キーほどの小さなマクロキーボードとして、使いたい技術や部品を乗せて「全行程を経験」する。
  • いざ作りたいキーボードを設計して製作する。

ブレッドボードで何をしていたかは、以下をご覧ください。

自作キーボード設計入門2を読みながらいろいろ試してみました

11キーのマクロキーボードは、以下のような出来になりました。

これで開発工程も業者への発注方法も、そして設計を間違えたときのショック度合いも一通り学べたので、Lunakey Miniの制作に入り、そして販売するに至りました。

購入してくれる人が現れて、最初に発送したときは、本当に嬉しかったです。

家族がLunakey Miniのロゴを作ってくれたり、協力してくれたことも、本当に感謝です。

たった4ヶ月というものすごい勢いで沼に沈んでいったように周りからは思われていますが、自分では未だに沼に足首くらいしか使っていない感覚で、凄い人は本当に凄いので、あまり深みにハマらないように気をつけつつ、でも、Lunakey Miniやそのバリエーションをもう一つくらいは設計してみたいなと思ってます。今年はケース作りを・・・なんてことはあまり考えていません。

嬉しいことに、最初に作った在庫は完売状態です。既にロープロファイル対応したLunakey Mini Rev.4の在庫をいくつか昨日までにパッケージングし終わっていて、遊舎工房さんに年明けに発送して委託販売を再度していただくべくお願いしようかな、という予定となっています。

Lunakey Miniの制作に加えて、キーマップの書き換えをウェブブラウザから行うことを可能にする「Remap」(WebVIAという名前から変えました)を現在開発中です。無事完成を迎えることができたら、自作キーボードの世界に一つ風穴を開けることができると思っています。

ウェブブラウザからキーマップを書き換える「WebVIA」を開発中です

2021年は?

今まで通りの生活が戻ってくるのか、それとも戻ってこないのか、よくわからない状況は来年も続きそうです。今年は、新型コロナウイルスの流行やその他プライベートな事象で一喜一憂することが多く、「あ、今の僕は心理的に不安定だな」と自覚することが度々ありました。来年は、もっと「鈍感力」を磨き、どーんと構え続ける、そんな心理状態でいきたいなと思ってます。

そして、来年も今年同様にコードを書きまくり続けることで、新しい何かを生み出していきたいと思っています。今年は「いろいろな人々に使ってもらえるサービス」を提供できるところまではいきませんでしたが、来年は自分の代表作として名乗れるようなサービスを何か生み出したいな、と思っています。

もちろん、キーボードの製作と販売を続けていきます。始めたばかりですし、もっともっと新しい何かが僕を待ってる気がしています。購入してくれた人が「これは良い!」と言ってくれるようなキーボードにしていきたいなと思っています。

そんなわけで、来年もよろしくお願いいたします!

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

外国人と働かなくても「外国人との働き方」はオススメです

2018年を振り返って

我々はなぜコミュニティをやっているのか?

Yoichiro

(よういちろう)