自動生成に対する姿勢がスキルレベルを表現する

自動生成ツールに悪い印象を持っている人間は,現状把握や問題の詳細を聞くことなく,ちょっとした自動生成に関するトラブルが起きたということを聞いただけで全否定を試みる。問題の発生はどんな開発手法をとってもあり得ることであり,問題に対する解決策とその効果の蓄積が今日のIT業界では重要視されるべきなのに,それすら行おうとせずに拒否反応を示す。 相手のスキルや性格,開発に対する正しい姿勢を持っているかどうかが,自動生成に対する姿勢としてはっきりと現れる。自動生成は,開発プロセス,実装技術,保守,運用,品質,全てにおいて影響を及ぼす。つまり,その人がこれらのどれかに特化した興味しか持っていないのか,それとも全般的な広い視野で開発というものを捉えているのかが非常に明確にわかる。更に,他人の意見に耳を傾け,先入観にとらわれずに自分の意見と冷静に分析し,結果を的確に表現できるかどうかといったコミュニケーション能力についても判断することができる。 30歳以上のある程度経験を積んでいる開発者に対しては,その人のレベルを計る尺度として非常に有効な判断基準になると最近思う。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

2023年のRemap

Remapにファームウェアビルド機能を追加しました

Google I/O 2023でのウェブ関連のトピック

2022年を振り返って

現在のRemapと今後のRemapについて