食中毒にご注意を

先週の水曜日に発熱し,木曜日の夜に至っては高熱で一睡もできなかった。お腹も下してしまい,体力がどんどん削がれていく。じっとしていることができず,関節や筋肉の痛みも徐々に増してくる。明らかにただの風邪ではない。 さすがに病院に行って診断してもらう。医者は言う。 「食中毒の疑いが強いです」 どうやら細菌の感染による急性胃腸炎ということらしい。時に高熱が出ることがあるらしく,血液検査についても炎症反応があるために,ほぼ間違いないとのこと。2時間ほど点滴を受けながら,その間にお腹のエコー検査などをこなす。 内視鏡などの検査を行う固い診察台の上で寝ること2時間。ただでさえ高熱であちこちの関節や筋肉が痛むのに,固い上でじっとしていなければならないのは地獄の苦痛。頭痛により眠ることさえ許されず,拷問というのはこういうことを言うんだな,と思い続けた。 点滴は生理食塩水とビタミン剤などが配合されたものとのこと。抗生物質が入っているわけではないため,脱水症状を抑えることが目的なんだろうな,と残念に思った。昔,扁桃炎でやっぱり高熱が出たときに,抗生物質を点滴されて即効で熱がひいた経験がある。「点滴します」と聞いたときに,これを期待してしまったことに後悔。 処方された薬は,炎症鎮痛剤,胃薬,整腸剤,そして抗生物質。医者が言った通り,薬を飲んだら,じきに熱が下がってきたのにはびっくり。38.6度あった熱が,1時間後くらいには37度台前半まで落ちた。38度と37度では,ホント天と地の差がある。よくよく考えてみると,あの地獄の2時間は必要なかったのではないか,と複雑な気持ちになる。 抗生物質を飲みだしてから,なぜか下痢がひどくなる。これは今も続いている。熱は平熱に下がっていることを考えると,抗生物質の副作用による下痢な気がしてならない。前に抗生物質を処方されたときにも,しばらくお腹を下していた。「抗生物質だけは飲み切ってください」と医者に言われてしまっているため,あと数日はトイレとお友達である。悲しい。 さて,何を口にして食中毒になったか。心当たりはただ1つ。 「2日目のエビアン」 オフィスの自席で飲んだエビアンを,蓋を閉めて1晩机の上で放置。次の日の朝にそのエビアンを飲んだ時に「まずっ」って思った。エビアンは夜中に細菌の増殖と毒素の産生が進み,「毒エビアン」となっていたに違いない。体調の異変は毒エビアンを口にしてから7〜8時間後だったので,きっと潜伏期間がその程度だったのだろう。

evian.jpg これが,その現物。エビアン自体に何の罪はないのだが,自分勝手ながら僕はエビアンを2度と口にはしないだろう。だって,みんな「毒エビアン」に見えてしまうから。 まともに食事をとれない僕に,嫁は「たまご雑炊」「鮭雑炊」「チャーハン風雑炊」「カレー風雑炊」と4種類もの雑炊を作ってくれた。ただただ感動である。 このエントリを読んだ方々は,愚かな僕のようにならないために,「2日目のエビアン」には十分気をつけるようにしていただきたい。

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