JRuby1.0.3がリリースされました

先週の土曜日、JRubyの安定バージョンとして、1.0.3がリリースされた。これはマイナーバージョンアップであり、バグフィックスが中心となっている。

JRuby 1.0.3 Released - JRuby - Codehaus 参考までに、リリースに関する上記の内容を訳してみた。 — JRubyコミュニティは、JRuby1.0.3のリリースをアナウンスしたことを嬉しく思っています。 Homepage: http://www.jruby.org/ Download: http://dist.codehaus.org/jruby/ JRuby1.0.3は、私たちの安定1.0ブランチにおけるマイナーリリースです。このリリースにおける修正内容は、主に私たちがリスクが低いと考えた明白な互換性に関する問題が含まれています。私たちは、JRuby1.0.xのプロダクションユーザをサポートし続けるために、ポイントリリースを定期的に提供しています。 ハイライト:

  • mongrelに関するシグナルハンドリングの修正
  • 小さなYAMLに関する問題のちょっとした修正
  • JRuby1.0.2からの合計28個の問題の解決 JRUBY-1691 trunkを使ってRails2.0.1が動かない JRUBY-1717 Rails2.0.1とactiverecord-jdbc-adapter0.6を使ったときに、has_many :throughのオブジェクトの永続化をしようとするとエラー JRUBY-1697 1.0.3候補版でMongrelが壊れる JRUBY-1471 YAMLのダンプやロードが、オブジェクトIDを台無しにする JRUBY-1685 例外のためにRails2.0アプリが実行できない JRUBY-1507 Rubyの3つの引数(開始インデックス、ある渡された文字列の長さ)を伴ったString aset([]=)が機能しない JRUBY-1358 String#asetテストがruby_test内で失敗する JRUBY-1552 /o 正規表現修飾語(Ruby互換性) JRUBY-1371 testTime.rbが、いくつかの設定の間違いで機能しない JRUBY-1509 0o00が壊れる JRUBY-1511 gemの中の何もかも悪い行 JRUBY-1414 to_time文字列変換を使ったときのArgumentError JRUBY-1537 SunのJVMに指定されるシグナルハンドラは、利用可能なときにのみ使われなければならない JRUBY-1581 trapシグナルが、優雅にトラップされる失敗を捕捉しない JRUBY-1277 Mongrelが、SIGUSR1をハンドルすることの正しさのために、JVMと共にクラッシュする JRUBY-1502 トラップが前のハンドラとしてprocを返さない JRUBY-1148 Array#==がRHS引数のためにカスタムto_aryメソッドを使用しない JRUBY-1535 は静的な修飾語として生成されなければならない JRUBY-1534 スレッドライブラリのQueue#num_waitingとZLibのto_ioメソッドが正しくバインドされない JRUBY-1067 Rubiniusのcore/thread_specが失敗する JRUBY-1553 Generatorが時々ハングアップする JRUBY-1694 josslが、JRuby1.0.xで存在しないJRuby1.1のop_asetを使っている JRUBY-1480 MRIが持つ$VERBOSEの用途の比較 JRUBY-1699 もし最初の引数が有効なファイルを表現していないとき(例 コマンド名のみ)、Kernel#systemが一つ以上の引数を無視する JRUBY-1402 yamlがデバッグオプション付きでアナライズされるときの偽りの警告メッセージ JRUBY-1536 YAML.loadにnon-IOのオブジェクトが与えられるときに、Rubyエラーの代わりにJavaエラーが起きる JRUBY-518 Railsの実行やテストの間に、”useless use”警告が非常に多く発生する JRUBY-1246 Base64Coder#encode(String)が問題を持っている — 中には致命的なものがあったりもするが、日々このようにフィックスされているのは、とても安心感がある。

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