パームレストを自作してみた(ErgoDash編)

この夏は、知人の勧めにより、自作キーボードなる世界に足を踏み入れました。すでに2つのキーボードを組み立てました。ErgoDashとClaw44です。

今まではFILCOのキーボードがお気に入りで、6,7年以上使い続けてきました。そして、パームレストについても、FILCOが出している木製のパームレストを使ってきました。ムク材のとても良いものです。

ウッドパームレストM製品情報 - ダイヤテック株式会社

ただ、もちろんそのパームレストは一体型キーボードのためのものですので、例えばClaw44に合わせてみると、こんな感じになってしまいます。

これで数日使ってはみたのですが、せっかくの分割キーボードなのに、全くその利点を活かせてないな、と早々に気が付きました。きっとこれは間違いだと。

かと言って、パームレストって分割型キーボード対応のものって、なかなかないんですよね。もちろん、このFILCOのパームレストをぶった切ることも検討しましたが、ちょっともったいないな、とそれは踏みとどまりました。

FILCOのパームレストが木製であれば、実は木材を買ってきて自分で作れるんじゃないか、と思って、実際に作ってみました。

ErgoDash向けパームレストの自作

まず取り掛かったのは、最初に組み立てたErgoDash向けのものです。ErgoDashの左右のキーボードの大きさとだいたい同じ大きさの四角形で、親指向けのキーが配置されている出っ張ってる部分に合わせて木材をカットして、角はうまく丸めて。。。とイメージしてみました。

まず、ErgoDashは基板やプレートの図面を公開してくれているので、プレートの図面ファイルをInkspapeで開いて、寸法を得ます。それを紙に起こして、そこからパームレストの寸法を決めていきました。

木材は、カインズホームに行って、SPF材を買ってきました。確か300円前後だったかと記憶してます。とっても安いです。他の木材といろいろ迷ったのですが、最初だし、失敗しても気にならない程度のものを買っておこうかな、という考えです。もちろん、SPF材を触ってみて、気に入ったのもあります。

木材の幅はそのまま活かすとして、さっき採寸したErgoDashのプレートの幅に合わせて、糸ノコギリで切っていきます。手作りなので、多少曲がっても気にしません。

ちゃんと親指の部分にハマるように角を落とします。結果、こうなりました。いい感じです。

さすがにこのままだと「木材をそのまま肌で感じる」状態であり、ザラザラ感半端ないです。そこで、紙やすりをかけていきます。

余った木材を適当な大きさにカットして、それに紙やすりを巻き付けて、ゴシゴシとヤスリがけをしていきます。

試しにその余った木材にヤスリをかけてみたら、いい感じになめらかになりました。

紙やすりは、60番のものから順にかけていって、最後は1200番のものまでかけました。角の部分を丸くして手に刺さらないようにしたかったので、60番のヤスリでゴシゴシと角を落としていきました。SPF材は適度に柔らかいので、そんなに頑張らなくても過度を丸くすることができました。

娘も参戦です。頑張ってくれました。

ヤスリがけが終わって、とてもスベスベになり、角も丸くなって可愛くなった姿がこちらです。

底面にフェルトを貼りました。

残念ながらそれだけでは安定しなかったので、フェルトと木材の間に薄い両面テープを何枚か挟み込むことで、安定を確保しました。

めでたくできあがって、この状態で実際に使い始めました。が、3日目には、残念ながら黄ばみがはっきりと目立ってきてしまいました。猛暑だったこともあり、手の汗の量も多かったかなと思います。なーんにも保護せずに直で使っていたので、黄ばんでしまうのは当たり前ですね。

ちゃんと保護せんとイカンな、ということで、保護のために何を塗れば良いんだろう、といろいろ探した結果、蜜蝋(みつろう)が良いらしい、というところまでたどり着きました。で、買ってみました。

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これをスポンジに少量付けて、塗っていきます。塗ったあとは布ですぐに拭き取り、その後半日から一日乾かします。

結果はこうなりました。

ちょっと色が濃くなったかな程度の変化ですが、これで保護されたはず!

と思って数日使っていましたが、結局蜜蝋だけでは黄ばみを防ぎきれず、元々の木材の色が薄いこともあって、また黄ばみが目立ち始めてしまいました。

そこで、次なる手段は、オイルステインです。

保護だけでなく、黄ばみを目立たさせないために「着色」します。あまり濃くしたくはなかったので、できるだけ薄めの色のものを購入してみました。

蜜蝋が塗られている状態なので、再度ヤスリがけを軽く行い、その後にオイルステインを塗りました。これは40分ほどで乾くので、オイルステインの上から蜜蝋を塗り、また一日放置して乾かしました。

その結果がこちらです。

すでについてしまった黄ばみも、今までよりは目立たなくなったかなと思います。

じぶんだけのErgoDash向けパームレストの、完成です!やったぁ!

まとめ

パームレストの自作に初めてチャレンジしてみました。いろいろな学びがありました。

安い木材でもちゃんとパームレストを作れること。木材そのままでは黄ばみがすごくなってしまうのでちゃんと保護してあげないといけないこと。

そして何よりも、自作のパームレストは最高であること。

自作キーボードでなくても、普通のキーボードをお使いの方であれば、自分だけのパームレストを低価格で楽しみながら作ることが可能です。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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