ページ遷移の方法

Webアプリケーションは,GUIアプリケーションと違って,ページ遷移が基本である。最近はAjaxが登場してきて状況が変わってきているが,基本的にはアプリケーションはページ全体の更新がかかる。つまり,Webアプリケーションはページの集合体だ。今回は,ページ遷移の方法について紹介する。

フォームのサブミット時に何らかの処理を行い,その後次のページに遷移するには,Componentクラスが持つsetResponsePageメソッドを使用する。FormコンポーネントのonSubmitメソッドや,ButtonコンポーネントのonSubmitメソッドをオーバーライドし,その中で使用することになるだろう。例えば以下のような感じだ。

add(new Button(“next”) {  public void onSubmit() {     setResponsePage (NextPage.class);  }}

これにより,[next]サブミットボタンが押されたときに,結果として引数で渡されたWebPageクラスのサブクラスで示されるページが処理されてWebブラウザに送られる。Strutsなどのフレームワークと違って,非常に直感的だし,GUIアプリのコードちっくである。

基本的には,WicketではonSubmitメソッドのオーバーライドとsetResponsePageメソッドの呼び出しによるページ遷移によって,アプリケーションの動作を決めていくことになる。

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