Tracのリストア

Fedoraで運用していた各種tracのSolarisへの移行を試みるも、期待通りに(?)簡単にできず。これまた時間を費やす結果となった。結果としては、うまくいったんだけど。 最近のSolarisは非常に便利になっていて、 CSW(Community SoftWare)なんてものを頼れば、かなり簡単に環境が整う。何も移行するものがなく、新規にサーバを立てるだけなら、ホントにあっさりとうまくいってしまうだろう。しかし、今回はFedoraで運用していたものを移行しなければならない。そのためには、バックアップしたものがちゃんとSolaris上でも有効でなければならない。 つまり、導入する各種ソフトウェアのバージョンの差が問題になるのだ。昨日tracをCSWからpkg-get -iでインストールした結果、依存ライブラリとして同時にインストールされたsqlite3のバージョンが古かったために、バックアップしておいたtracのコンテンツがエラー(OperationalError: unsupported file format)となってしまった。どうやら3.3.xで作られたデータベースは、3.2.xでは読み込めないらしい。当然といえば当然。CSWからインストールされたものは、Sqlite3.2系統。きっとFedoraで運用していたときは3.3系統だったのだろう。 仕方なく、sqlite3.5系統のソースファイルをダウンロードしてmakeをする。CSWによってインストールされたsqliteのインストール先は/opt/csw下だったので、configure実行時に「–prefix /opt/csw」を付けておく。で、make installで強引に上書きインストールを行い、apacheを再起動。なんとか無事にtracが復活した。 こみゅすけのRESTful APIも見れるようになった。 細かな点でいろいろとまだやることが残っているのだが、あとは地道にゆっくりと楽しむつもり。Solarisに換えて、こみゅすけがちょっぴり速くなった気もする。。。

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