Google I/O 2022でのGoogleアシスタント関連のセッション
今年も、Google I/Oが行われます!
https://io.google/2022/intl/ja/
2022年5月11日より行われるGoogle I/O 2022でのセッション一覧が公開されました。Googleアシスタント関連のセッションについて、紹介したいと思います。
Googleアシスタント関連のセッションは、以下となります。
- Car Talk: 自動車向けのアシスタントとAndroid
- Googleアシスタントのアーキテクチャがアプリの音声機能を強化する仕組み
- Health Connect by Android
- さまざまなAndroidデバイスで利用できるGoogleアシスタント機能
- AndroidウィジェットとGoogleアシスタントを連携させる
https://io.google/2022/program/intl/ja/?q=8f5bce97-22f3-4130-902f-ccdede6d2047
Smart Home関連のセッションは、以下となります。
- Google Homeの新機能
- Android TVとGoogle TVの新機能
- Google Home Mobile SDKでスマートホームアプリを構築する
- Google Homeのスマートホームデバイスを構築、テスト、デプロイする
- Google Homeプロジェクトのアナリティクス
https://io.google/2022/program/intl/ja/?q=ad07cc5e-42b4-4636-9118-80fa9f797093
Actions on Google については、昨年の前半から「ほとんど変化がない」状況でした。特に、会話型アクションの開発環境は、目立った進化がありません。「すでに完成されている」と捉えることもできなくはないですが、それにしても「なーんにも目新しいことがない」時間が長かったです。そのため、個人的には、今年の Google I/O でどんな発表があるのか、とても楽しみでした。
結果は、ちょっと残念、です。
予定されているセッションは、Android アプリで Google アシスタントによる音声の活用の話ばかりです。なんとなく「Google アシスタントは Android デバイスで活用されるもの」となってしまいそうな予感がちょっとしていましたが、どうやらその方向性なんだと思っていて良さそうですね。
一方、Smart Home 関連は、順調に進んでいる印象があります。Matter の延期がちょっと心配ですが、より良い改善を行うために必要な時間の確保が目的のようですので、問題はないかもしれません。Google アシスタントが Smart Home デバイスのインタフェースとして機能することになります。Google I/O のセッション一覧を見たときには、順当かな、と思いました。
昨年の Google I/O でもそうでしたが、上記のセッション一覧を見る限り、
- Android アプリをより便利にするために、Google アシスタントを活用する。
- Smart Home デバイスを制御するために、Google アシスタントを活用する。
という方向性であり、
- 会話型アクションや Interactive Canvas などの「Google アシスタント単独でのプラットフォーム展開」については、今後は力を入れていくことがなさそう。
という捉え方をするのが正しいのかな、と個人的には思いました。
もちろん、Google I/O 当日になって「えっ、まじ!?」っていう新発表がある可能性もゼロではありません。今までもそういったサプライズがありましたので、ちょっと悲観的な僕の捉え方を見事に裏切ってくれる、かもしれません。
ワクワクしながら、Google I/O にみなさん参加しましょう!