Build First App with Templatesを日本語訳しました

前回のエントリでは、Dialogflow(旧API.AI)を使ったアプリのチュートリアルドキュメントの日本語訳を紹介しました。ここでは、Dialogflowよりももっと簡単にアプリを作ることができるテンプレートのチュートリアル(GET STARTED - Build Your First App - with Templates)の日本語訳を作ってみましたので、以下に紹介いたします。 テンプレート Googleシートに記入し、アプリを作成します。 完全に定義されたペルソナを使...

「ソーシャルアプリプラットフォーム構築技法」という本を出版しました

技術評論社より、10月20日から「ソーシャルアプリプラットフォーム構築技法」という書籍が出版されます。2016年の春から書き始めていたので、1年半以上かかってしまいましたが、何とか出版というゴールを迎えることができました。題名の通り、ソーシャルアプリプラットフォームを作るための様々なことについて書かれています。この本を通じて伝えたかったこと、それは「プラットフォームを構築することこそが、インターネットの進化であり、ビジネスそのものである」ってことです。 取り上げている範囲としては、「...

Build Your First App with Dialogflowを日本語訳しました

前回のエントリでは、Actions on Googleの基本を説明したドキュメントの日本語訳を紹介しました。ここでは、Dialogflowを使ったアプリのチュートリアル(GET STARTED - Build Your First App - with Dialogflow)の日本語訳を作ってみましたので、以下に紹介いたします。 Dialogflowは、自然言語および人間の言語を解析するNLU(自然言語理解)エンジンも含まれているため、自然言語処理を自分で構築する必要がなく、比較的手軽に...

Actions on Googleの「GET STARTED - Basics」の日本語訳を作ってみました

Google Homeがついに日本でも発売が開始されました。Google Homeは、Googleアシスタントと声でやりとりすることができるデバイスです。そして、開発者としては、Googleアシスタントに自作のアクションを登録できることに注目すべきですし、その作り方に興味を持つことでしょう。その作り方は、Actions on Googleというサイトにまとめられています。 自作アクションを作るために最初に読むべきドキュメントであるGE STARTED - Basicsを日本語訳してみたの...

LINE Developer Day 2017に参加してきました

昨年に引き続き、今年もLINE Developer Dayに参加させていただきました。 レセプションの横には、Waveの他にも、今後発売予定と思われるスマートスピーカーが並んでました。 サリーの、欲しい!!! Keynoteが始まるのを待っている間、どんな人が来てるんだろう?とキョロキョロしてました。印象的だったのは、席の前方はプレス席だったんだけど、日本人ではないであろう方々(アジア圏のどこかの国から来たって雰囲気)が結構多そうだったこと。僕はテーブル席の一番後ろに陣取った...

Chrome AppsでSentryを組み込んでみた時の話

僕はChrome OS(Chromebook/boxに搭載されているOS)向けに、いくつかのChrome Appsをリリースしています。そのほとんどは、Chrome OSにてリモートにあるファイルシステムを、あたかもローカルにあるようにマウントすることができるchrome.fileSystemProvider APIの実装です。Dropbox、SFTP、OneDrive、SMB、WebDAVの4つの実装を作りました。その中で、最もユーザ数の多い実装が、Dropboxです。 File Sy...

macOSでのChrome Appsや拡張機能の通知に関する変更

Chromeウェブストアに開発者登録している方は、おそらく「Changes to Apps and Extensions notifications on macOS」という題名のメールを受け取っていると思います。Chrome 59から、chrome.notifications API経由で送信された通知について、Chromeが独自に提供してきた機構ではなく、macOS側が持つ通知システムにて表示されるように変更される、とのことです。 以下、僕のところに届いたメールを日本語訳してみま...

Increments社を退職します

昨年の5月からIncrements社でQiitaの開発に従事していましたが、今月末をもってIncrements社を退職します。在籍期間は10ヶ月。今日が最終出社日です。 Incrementsでは、Qiitaの機能追加開発を主に担当していました。Qiita Blogには、僕がリリースしてきた機能が掲載されています。 yoichiroがIncrementsにJOINしました - Qiita Blog Email Markupに対応しました - Qiita Blog 外部リ...

GitLabの障害復旧風景

GitLab.comのデータベースに障害が発生して、IssueおよびMerge Requestsが消し飛ぶ、という事態となりました。障害発生の6時間前までのデータベースのスナップショットがあって、それから復旧させるようです。 GitLab.com Database Incident - 2017/01/31 面白いというと不謹慎なのですが、GitLabのエンジニア達が復旧作業をしているのをライブストリーミングしているんですね。 GitLab Live Stream そして、世界...

HTTP APIの詳細なエラー情報をレスポンスに持たせるための仕様

今日では HTTP(s) で API が公開されることは当たり前の時代ですが、エラーをアプリケーションにどう伝えるかは、個々の API の設計に依存していました。特に、HTTP ステータスコードは有限であり、元々持っている意味があるので、自由に使うことはできません。API はそのドメインごとにもっと複雑で細かなエラー情報があるはずで、それらはレスポンスボディに載せてアプリケーションに伝えることになりますが、その書式に規定は今までありませんでした。 HTTP API にて、アプリケーション...