Chrome拡張機能向けのDefinitelyTypedにPromise対応関数定義を追加しました

Chromeウェブブラウザが登場した当時から、開発者は拡張機能(Extensions)を作ってウェブブラウザの機能を追加することができました。歴史が古いChrome拡張機能ですが、現在はManifest Version 3(MV3)が最新の環境です。MV3は、セキュリティ、プライバシー、そしてパフォーマンスといった面で従来よりも進化したバージョンとして登場しました。従来からある拡張機能はこのMV3へのマイグレーションが求められ、そしてこれから新規に開発する拡張機能についても、もちろんMV3...

AndroidアプリにCapabilityを追加する方法

2021年5月18日から行われたGoogle I/O 2021では、Googleアシスタントに関する新しい発表がいくつかありました。その中で、Androidアプリの機能をGoogleアシスタントから呼び出すことができるようになるApp Actions機能について、新しいフレームワークが発表されました。 従来は actions.xml リソースを定義して、インテントとディープリンクの関連を定義することでApp Actionsの組み込みが可能でした。これ自体は今後も継続して提供されますが、こ...

Chromeウェブブラウザを再起動する方法

まとめ 最初に結論を書いておきます。Chromeウェブブラウザは、アドレスバーに以下を入力すると、簡単に再起動を行うことが可能です。 chrome://restart このブログエントリで言いたいことは、それだけです。 経緯 僕は普段Linuxを使って開発を行っています。ディストリビューションとしては、ここ2年くらいは Kubuntu で落ち着きました。KDE が大好きです。数回ほかの環境に浮気しましたが、結局元さやに戻ってきたって感じです。macOS も Windows も使っ...

Lunakey Miniのケースを作り始めた話

Lunakey Miniの初号機が完成したのは、昨年2020年の11月の初めの頃でした。それからまだ半年も経っていませんが、すでにLunakey MiniはKochi Keyboardや遊舎工房にて販売されていて、徐々にお使いになられている方々も増えてきました。本当に感謝です。 Lunakey mini rev5 (ベースキット) - Kochi Keyboard Lunakey Mini – 遊舎工房 Lunakey Miniは、アクリル版で基板を挟み込む、いわゆるサンドウィッチ構...

Lunakey MiniのキーキャップをDSAからXDAにしてみた話

昨年の11月に最初の試作機が完成してから今日に至るまで、仕事でも趣味でも、ずっとLunakey Miniを使い続けています。「自分で設計したものだから多少使いにくくても意地でも使い続ける」とか「自分で作ったので愛着があって」とかではなく「これ以外にはもう考えられない使いやすさ」を感じながら今まで使えてきています。 Lunakey mini rev5 (ベースキット) - Kochi Keyboard Lunakey Mini – 遊舎工房 さて、今日は「キーキャップ」についての話です...

Remapのキーボード登録数が100個に到達しました

キーボードのキーマップをウェブブラウザから書き換えることができる「 Remap 」ですが、2021年4月9日に、めでたく登録キーボード数が 100 個に到達しました! 最初は日本で販売されているキーボードの登録が中心でしたが、今では海外からの登録の方が多くなってきています。Remapがグローバルに使われることを期待していますが、徐々にですが、でも確実に、Remapが自作キーボードの世界にて知られる存在になってきている手応えを感じています。ありがたいことです。 2021年4月10日時...

Caps Lockを数十年ぶりに活用するようになりました

僕はソフトウェアエンジニアです。日本語も書く機会が多いですが、それ以上にプログラムコードを書いている時間も長いです。毎日何らかのコードを書いています。 キーボードはもちろん自分で設計した Lunakey Mini です。Lunakey Mini は 40% キーボードと言って、一般的なフルキーボードの40%ほどのキー数しかありません。さらに、左右分割型です。普段はこんな感じで、左右を離して使っています。 ここまで離れてしまうと、「右手で左側のキーボードのキーを打鍵する」ことはありえ...

Lunakey Miniのキーキャップの色には意味があった

左右分割型で40%キーボードのLunakey Miniを毎日使って、仕事や趣味プログラミングを楽しんでいます。昨年までタッチタイピングが全くできなかった僕にとって、今では以下のような「無刻印でキーキャップが全部黒」というLunakey Miniでも何の問題もなく使いこなすことができていて、人間やる気になれば何でもできるんだな、と痛感しました。 小学4年生の頃にパソコンに初めて触れてから実に35年以上「ホームポジションってなにそれ?」って感じでした。それでもキータイピング速度は速いつも...

Lunakey Miniが片手だけ動かなかったときに確認すること

先週Lunakey Miniの試作を家で行っていた時に、「さあ完成した!」と思った後に、最後の最後で「あれ、片手だけ一切動かない、なんで?」という状況になりました。いろいろな原因を考え、試行錯誤したのですが、結論的には「組み立てに問題はなかった」ということで、無事両手とも正常に動作するに至りました。 「片手だけ動かない」とは、USBケーブルを指していない子側のキーボードのキーを押しても何も入力されない状況です。Underglow LEDは点灯することもあればしていないこともあります(僕の...

Lunakey Miniのバリエーション紹介です

2020年10月から設計を初めて、今では基板がrev.5まで来ているLunakey Miniですが、当初設計を始めたときには、以下の目標を立てていました。 左右分割型の40%キーボードで、Underglow LED、OLED、スピーカーを搭載できること。 Cherry MX互換のキースイッチだけでなく、Kailh Chocのロープロファイルキースイッチにも対応し、しかもソケットによるホットスワップにも対応すること。 BLE Micro Proを使った無線化が実現できること。...